
ペンギンアップデート4.0が9月23日に発動
9月23日にペンギンアップデート4.0を実施したと、Googleが公式に発表しました。ペンギンアップデートとは、Googleが不正と認知する悪質な被リンク対策を実施しているサイトの評価を下げる検索アルゴリズムです。
アップデートされた点は以下の2つ。
- ペンギンのアップデートがリアルタイムに
- ペンギンでさらにきめ細かい対応が可能に
「ペンギン」のアップデートがリアルタイムに
ペンギンアルゴリズムが、検索アルゴリズムのコアに組み込まれることで常時、不正リンクを監視できるようになりました。
これまでは定期的に不正リンクサイトに対して(手動を含めた)対策をおこなっていたのですが、今後はリアルタイムに対策処理が実施されるようになります。不正リンクを付ければ、すぐに捕捉され、何らかの処理(順位を下げるなど)が行われるということです。
ペンギンアップデートがリアルタイムになったことで、不正リンクの早期発見、早期対処が可能になります。これは不正リンクの有効性がほぼなくなることを意味します。不正リンクを付けて上位表示を狙うというブラックSEO施策は、ほぼ駆逐されることになるでしょう。
「ペンギン」でさらにきめ細かい対応が可能に
新しい Penguin では、スパムに対して、サイト全体に影響を与えるのではなく、スパムのシグナルに基づいてランキングを調整するようになりました。
不正リンクスパムを行っているページ別に対策をおこない、ページ毎に検索順位を変動させるということです。サイトの一部のページに不正リンク施策をおこなっていれば、そのページのみがペンギンの対象となり、そのページのみ順位が下るということです。その他のページの順位には影響がないとも読み取れます。
Googleが定める不正リンクスパムの定義については、以下の記事が詳しいです。
・PageRankを転送するリンクの売買。これには、リンク、またはリンクを含む投稿に対する金銭のやり取り、リンクに対する物品やサービスのやり取り、商品について書いてリンクすることと引き換えに「無料」で商品を送ることなどが含まれます。
・過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
・アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。
・自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
引用:リンクスパム
不正スパムをおこなっていなければ気にする必要はない
自身のサイトで不正スパムをおこなっていなければ、今回のペンギンアップデート4.0はまったく気にする必要がないでしょう。またGoogleも以下のように述べており、ペンギンアップデートは200以上存在すると言われるアルゴリズムの1つにすぎないので、そこまで神経質になる必要もなさそうです。
もう 一つ覚えておいて頂きたい重要なことは、「Penguin のようなアップデートは Google がランキングの決定に使用している 200 以上のシグナルの 1 つにすぎない」ということです。
もう一度以下の記事を読んで、Googleの考え方を学んでおきたいですね。