忍者がアフィリエイトサイトを凍結
先日、読者様から悲痛な連絡がありました。その方は、忍者ホームページを始め様々な無料ホームページサービスを利用して、大量のアフィリエイトサイトを運営していたそうです。ARMSという自動作成ツールを使って200サイト、手動作成で150サイト、合計350サイトの忍者ホームページを運営していました。
最初の異変は、ARMSで作った忍者ホームページに対する忍者運営会社(株式会社サムライファクトリー)からの凍結連絡メールです。届いたメールは、こんな内容です。※会員様の許可を得て転載
忍者ツールズユーザーサポートです。
この度は、現在ご利用中の下記のホームページに関しまして、利用規約へ違反する行為が見られた為、該当ホームページの凍結処理を行わせていただきました。▼ホームページURL
http:// (省略)■忍者ツールズ利用規約
http://www.ninja.co.jp/rule/all第8条(禁止事項)20. 自動で発言することができるツールやプログラム等を使用してのサービス利用行為(いわゆる「荒らし行為」を含みます。)
24. 当社サーバーに極端に負荷を与え、又はセキュリティーの低下を招く行為、それらのおそれのある行為■忍者ホームページ利用規約
http://www.ninja.co.jp/rule/hp第5条(禁止事項)
3. URL転送として利用する行為
(ワンクリック詐欺と類されるようなリンクが大量にあるサイト、等)
5. 承諾を得ない電子メール(スパムメール等)などで広告・宣伝・勧誘をする行為
(スパムを送信している送信元と思われるサイト、等)なお、凍結の解除は承りかねますので、予めご了承いただきますようお願い致します。
以上
このメール到着以降、ご自身で作成されたアフィリエイトサイトへアクセスすると以下のようなページが表示されてしまっています。

忍者ホームページ凍結
この通知によって、ARMSで作成したサイト(200サイト)全てが凍結されたそうです。自動生成ツール対抗措置として、忍者運営会社がARMSの使用を実質禁止する措置をとったのは記憶に新しいですね。
しかし、今回の凍結措置はARMSで自動生成されたアフィリエイトサイトだけではありませんでした。
手動で作成した忍者サイトも凍結・・・
その数日後、忍者運営会社から、その方に同じメールが届きました。 今度は、手動で作成したアフィリエイトサイト(約150サイト)が全て凍結されたのです。理由は、前回と同様、利用規約違反ということでした。
これによってご自身で作成された忍者サイト、全350サイトが全て凍結です。忍者サイトからの報酬も徐々に上がってきた矢先の出来事で、相当なショックを受けたそうです。
凍結の解除は不可能
運営会社によれば、一度凍結されたサイトの復活(凍結解除)は不可能だそうです。つまり、削除されたということと同じです。無料で使わせてもらっている訳ですから、ここで騒ぎ立てても仕方がありません。運営会社が「利用規約違反だ!」と言えば、それまでです。
アフィリエイターの数ヶ月の努力が水の泡です。
凍結は忍者サイトだけではなかった
実は、その方にはもう一つ悲しい過去があります。 それは、srv7.bizというホームページサービスでも、同じような目に遭っているのです。
srv7.bizは、無料ホームページスペースサービスとしては比較的古く、多くの量産アフィリエイターに好まれて利用されてきました。様々なアフィリエイト商材で、srv7.bizが推奨されていたため、非常に多くのアフィリエイトサイトが作成・運営されていたようです。
ところが、今年(2012年)7月に突然のサービス終了…作成されたサイトは、全て閉鎖です。この一方的な措置に、多くのアフィリエイターが茫然自失となりました。sr7.bizを利用していた、量産系アフィリエイターは大打撃を喰らったのです。
最初にご紹介したアフィリエイターさんも、srv7.bizで200以上のアフィリエイトサイトを運営していました。しかも、少しずつ報酬が上がってきた矢先に、全サイトが閉鎖されてしまいました。
その後すぐに忍者のアカウントを取得して、忍者ホームページスペースで大量のアフィリエイトサイトを量産するようになったのです。ところが、その忍者サイトも、数ヶ月後に全てのサイトが凍結・・・う~ん、切なすぎますね。その方は、この一連の閉鎖・凍結騒動に懲りて、パワーサイト手法へ完全にシフトすると宣言されました。
量産アフィリエイターにとっては受難の時代
srv7.bizは、サービス終了(閉鎖)。忍者ホームページスペースは、凍結。今回の措置ですが、サーバーへの負担増やGoogleからの評価低下、一般ユーザー離れなどが主な原因ではないでしょうか。どちらにしても、アフィリエイターによってゴミサイトが毎日大量に作成されることが、一因になっていることは間違いありません。
量産アフィリエイターにとっては、受難の時代が到来しそうですね。恐らくですが、今後、無料ホームページサービスは今まで以上にアフィリエイトサイトの締め出しに傾倒するでしょう。
アメブロが先陣を切った”締め出し措置”
アメブロで、商用サイトが一斉に削除された事件は、多くの方もご存じだと思います。最近も、某有名アフィリエイターのブログが削除されて、2ちゃんねるでお祭りになりました。アメブロでは、どんなに価値のある内容を書いていても、更新頻度が非常に高くても、商用記事というだけで容赦なく削除しています。以前は削除されなかったのに、最近は頻繁に削除しています。現在、アメブロでは、100%アフィリエイトサイトの運営は不可能です。
今後は、他の無料ブログサービスにおいても、商用サイト(アフィリリンクが埋め込まれているサイト)は削除の対象になる可能性が高そうですね。無料ブログを使ってアフィリエイトブログを量産している人は、大量に存在します。中身のほとんどない1~2記事程度のゴミブログが、毎日、無駄に大量に作成され続けています。
中には、未だに自動記事投稿ツールを使って、誰も読まないような無価値ブログを量産しているアフィリエイターもいますね。この状況が、いつまでも放っておかれるとは思えません。
そう遠くない未来に、アフィリエイトサイトの締め出しに、一斉に動く可能性があると思います。無料ブログサービス会社の動向から、目が離せない状況が続きそうです。