
Googleが仮想通貨とICOの広告を6月から禁止すると発表
盛り上がりをみせる仮想通貨アフィリエイトに水を差すようなニュースが飛び込んできました。
Googleが今年(2018年)の6月から、仮想通貨及びICO(新規仮想通貨公開)のオンライン広告を禁止すると発表しました。
以下の記事は日本経済新聞WEB版(2018/3/14 19:48)からの引用です。
グーグル、仮想通貨の広告禁止 6月から
米グーグルは13日、仮想通貨に関わる広告を6月から掲載しないようにすると発表した。詐欺的な取引に誘導する広告などからネットの利用者を保護するためとみられる。同様の措置はフェイスブックも1月に表明ずみ。ネット上の広告で6割を超えるシェアを持つ2社の厳格な対応は仮想通貨市場に大きな影響を与えそうだ。
同社はネット検索や動画配信のユーチューブなどグーグルのサービスで表示される広告について掲載基準を定期的に見直している。今回は規制されていなかったり投機的な要素が強かったりする金融取引について掲載を禁じる方針。外為取引などと並んで仮想通貨も対象にあげており、仮想通貨技術を使った資金調達(ICO=イニシャル・コイン・オファリング)に関する広告も含まれるもようだ。
仮想通貨を巡ってはフェイスブックも広告の全面禁止を表明している。米国ではICOを通じた詐欺まがいの取引が一部で生じているほか、取引所についても開示姿勢が不透明として米証券取引委員会(SEC)が警告を発している。グーグルを含めた2社の広告の影響力は大きく「自己規制」を通じてトラブルの芽を摘む狙いとみられる。
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Facebookは、1ヶ月前にGoogleに先がけて広告ポリシーを改訂し、仮想通貨に関する広告掲載を禁止しています。
そして、ついに検索の王様(Google)が動き出しました。
規制の狙いは、消費者保護です。仮想通貨を使った詐欺的な取引への誘導などから消費者(ネット利用者)を保護するための措置です。
Googleの発表を受けて、ビットコインも3月14日に1ヶ月ぶりの安値をつけました。

仮想通貨・ICOに関連するコンテンツに誘導する広告は「全面的に禁止」という徹底ぶり
Googleが禁止する項目は次のとおり。
- 仮想通貨関連コンテンツ
- ICO(新規仮想通貨公開)コンテンツ
- 仮想通貨ウォレットコンテンツ
- 仮想通貨取引のアドバイスを含むコンテンツ
ごらんの通り、仮想通貨・ICOに関連するコンテンツに誘導する広告は、全面的に禁止するという徹底ぶりです。
仮想通貨アフィリエイトへの影響は必至
公表された内容を見る限りにおいては、アドワーズ(Adwords)広告・アドセンス(Adsense)広告は、間違いなく規制されそうです。
アフィリエイトはどうでしょうか?
既存の仮想通貨アフィリエイトサイトが検索結果から排除されることはないと思われますが、検索順位になんらかの操作が行われる可能性は否定できません。
公式サイトもしくは、公式サイトに準ずるサイトが上位表示されることになるでしょう。
仮想通貨アフィリエイトサイトは、Googleが禁止するコンテンツとみなされ、順位を大きく落とす可能性があります。
ASPも慎重にならざるをえない
最近ではマーケットの盛り上がりを受けて、仮想通貨専門のASPも登場しています。
- CryptoClick Affiliate
まさに冷水を浴びせられたようなものですね。
今回のGoogleの規制を受けて、ASPも仮想通貨案件を取り下げる可能性もあります。
今後のGoogle及びASPの動向に目が離せません。