キーワードこそがターゲットとサイトを繋ぐ唯一の”橋”
今回は量産アフィリエイト(ペラサイト)におけるキーワードの重要性についてのお話です。最近、多くのアフィリエイターのサイトを見る機会があります。伸び悩んでいる方のサイトには共通点があります。
- キーワードが曖昧(あいまい)
- キーワードがありきたり
曖昧なキーワードとは、そもそも記事タイトルにキーワードが含まれていないということです。ありきたりなキーワードとは、誰でも思いつくようなキーワードを使っているということです。すべての記事において、キーワードが重要という訳ではありません。ただ、少なくともアクセスを集めるための記事においては、キーワードは非常に重要な要素です。
アフィリエイトサイト(ブログ)は、まずアクセスしてもらわないと話になりません。アクセスのないサイト(ブログ)は、存在していないのと同じ事です。最初のアクセスを集めるためのトリガーがキーワードです。
キーワードこそが、ターゲットとアフィリサイト(ブログ)を繋ぐ唯一の橋なのです。
キーワード選びに手を抜くとアクセスは集まらない
ところが、このキーワード選定が適当すぎる方が多すぎるように感じます。 いわゆるビッグキーワードを含む複合キーワードの中から適当に選んでいるケースが大半です。
例えば小顔になるための商材をアフィリエイトするとします。「小顔」というそこそこのビッグキーワードがあります。多くのアフィリエイターは「小顔」の複合キーワードを探します。大抵のアフィリエイターは、Yahoo!虫眼鏡やユニットサーチなどを使って複合キーワードを調べることが多いと思います。例えば…
- 小顔 方法
- 小顔 マッサージ
- 小顔 ローラー
- 小顔 簡単
- 小顔 刺激
- 小顔 矯正
- 小顔 前髪
- 小顔 自宅
- 小顔 メイク
小顔というキーワードは、比較的意図が明確なキーワードの1つです。小顔の複合キーワードで上位表示出来れば、それなりにアクセス数も稼ぐことができると考えられます。しかしながら、小顔の複合キーワードで上位表示させることは簡単ではありません。なぜならそれらの複合キーワードで膨大な数のライバルサイトが存在するからです。
アフィリエイト後発組が、先発しているライバルサイトに打ち勝つことは不可能ではありませんが、多大な労力と時間が必要です。その覚悟がないまま、ビッグキーワードを適当に拾って記事を書いているアフィリエイトサイトを多数見かけます。結果的に上位表示もできないため、アクセスが集まらずコンバージョンもしません。
一手間かけてキーワードを探す
私達、後発組がやるべきことは、ライバルサイトが乱立する複合キーワードで戦うことではなく、ライバルの少ないキーワードで勝負することです。ライバルの多いキーワード(ビッグキーワード)は、サイトにパワーがついてきてからでも十分狙えますし、その方がむしろ早いです。まずはライバルの少ない複合キーワードを狙うことを戦略として考えるべきです。
では、ライバルの少ないキーワードを拾う(見つける)にはどうすればよいのでしょうか?必要なことはターゲットの深堀りです。ターゲットの悩みに思いを馳せ、気持ちを同調させ、彼らが打ち込むであろうキーワードを拾う、という作業が必要です。
例えば、先ほどの例である「小顔」の複合キーワードですが、悩みの深いユーザー(ターゲット)は、そもそも「小顔」と打ち込むのか?(「小顔」というキーワードで検索するのか?)ということを考えてみるべきです。顔が大きいこと悩んでいて、夜も眠れないようなユーザー(つまり、問題に絶望しているユーザー)は、どのようなキーワードで検索するでしょうか?例えば…
- エラ 解消(改善)
- エラ張り 解消(改善)
- エラを削る 方法(矯正)
- むくみ顔 原因
- 顔のむくみ 解消
- 輪郭 骨切り
- 骨格 手術
- 骨削 下あご
- 顔痩身
- 顔の歪み 原因(改善)
- 頭 大きい 原因
- 顔がでかい 悩み
- 顔が大きい 悩み(女性 コンプレックス)
- 顔やせ ペットボトル
- 顔ヤセ 即効(筋トレ)
- ゴルフボールダイエット 効果
- 頬の肉 落とし方
- 頬の肉 取る方法(短期間)
- 頬の肉 減らす方法
- 顔の輪郭 小さくする方法
- 顔の輪郭 コンプレックス
- 顔の輪郭 横幅(骨格)
- 歯列矯正 顔の輪郭
- 輪郭矯正 整体(骨削)
- 頭蓋骨整体 女性 効果
- 下膨れ 原因(解消 マッサージ)
- フェイスライン すっきり(改善 原因)
- かっさマッサージ 効果(やり方)
これらのキーワードは、私が10分ほどかけて拾い出しました。私が適当に考えたキーワードではなく、リサーチをして抽出しています。全て検索されているキーワードです。わずか10分程度でも30個弱の具体的なキーワードを拾い出すことが可能です。抽出した複合キーワードには「小顔」というありきたりなキーワードは全く含まれていませが、「小顔にしたい」というユーザーの想いが含まれている”意図が明確なキーワード”ばかりです。
悩みが深いほどキーワードも深くなる
以下の2つのキーワードを比べてみてください。
- 「小顔 方法」
- 「顔が大きい 悩み 女性 コンプレックス」
どちらの複合キーワードも、顔が大きいことに悩んでいて、その悩みに関する解決策や情報をネットで検索するために打ち込んでいると思われます。
- どちらのキーワードがより具体的ですか?
- どちらのキーワードが悩みが深そうですか?
- どちらのキーワードが絶望感が大きそうですか?
- どちらのキーワードがお金を払ってでも解決したいように思えますか?
私達が集めるべきターゲットは、
- お金を払ってでも解決したい!
- 期限が迫っていて、今すぐ解決したい!
- 緊急性が高い!
- 切羽詰まっている!
- 絶望感を抱えている!
つまり本気度の高いターゲットです。先ほどの2つのキーワードですが、当たり前の話ですが「小顔 方法」の方が、圧倒的に検索回数は多いです。しかし本気度は高くありません。どちらかと言えば、なんとなく検索しているイメージです。
一方の「顔が大きい 悩み 女性 コンプレックス」は、検索回数は圧倒的に少ないです。でも、非常に濃いターゲットが集まりそうだと思いませんか?検索意図が非常に明確です。
これこそが私達が狙うべきキーワードです。つまり意図が明確なキーワードです。少ないアクセス(1日5〜10アクセス)でも、コンバージョン(成約)するようなキーワードです。
ビッグキーワードで1000アクセスよりも、スモールキーワードで1000アクセスのほうがコンバージョン率は高い
「小顔」に代表されるビッグキーワードで、1日1000アクセス集めるよりも、100個のスモールキーワード(ニッチキーワード)でそれぞれ10アクセスずつ合計1000アクセス集めたほうが、コンバージョン率は高くなります。
同じアクセス数(1000アクセス)でも、ターゲットの濃さ(本気度)が違うからです。検索意図の明確なキーワードを打ち込むユーザーのほうが、悩みも深く絶望感も大きいのです。しかも、ライバルが少ないため、上位表示させやすいというメリットがあります。
私達アフィリエイト後発組がやるべきことは、ビッグキーワードに参入することではなく、スモールキーワードで上位を狙い、濃いターゲットを集めることです。
次回の記事で、スモールキーワード(意図が明確なキーワード)を拾う方法を具体的に解説したいと思います。