アフィリリンクに誘導するという考えを捨てる

アフィリリンクに誘導するという考えを捨てる

アフィリリンクに誘導するという考えを捨てる

昨日、興味深いご質問を頂きましたので、シェアしたいと思います。読者様からのご質問内容は、”一般記事からアフィリエイトリンクページへいかに誘導すれば良いか?”といったものです。

私自身も、たまに”誘導”という言葉を使ってしまいますが、実は誘導するという意識はほとんどありません。

なぜ「誘導しなければ」と思うのか?

大抵のアフィリエイターは、アフィリエイトリンクを踏んでもらうために、リンクへの誘導を試みます。アフィリリンクを踏んでもらわなければ、意味がないと思っているからです。確かにその認識は間違っていません。

ウィキペディア的な情報提供サイトや、ペラサイト、それからゴミサイトにおいては、サイトにアクセスしてもらっても中身に価値がないため、リンクを踏まずにそのまま閉じられてしまうことが多いですね。

そのため、リンクボタンを目立つ位置に設置したり、TOPページにいきなりリンクボタンを設置したり、ダマシリンク的なテキストリンクを使用したり、もしくは、全ての記事内にアフィリエイト記事へのリンクを設置したりします。

これらの行為は、一人でも多くのアクセスをリンク先に誘導したいという気持ちの現れです。一つでもアクセスを無駄にしたくない、ということですね。だから、一生懸命”誘導”しようとするのです。残念ながら、これらの行為は全て逆効果です。

売り込み臭さが漂う”誘導”

こうした誘導行為は、行き過ぎればユーザーに嫌悪されます。いわゆる”売り込み臭さ”が漂うからです。

サイトの記事や構成には、運営者の思考・息遣いが常に漂っています。”稼ぎたい”、”儲けたい”、”とにかくリンクさえ踏ませれば・・・”という運営者側の気持ちは、必ずといってよいほどユーザーに伝わります。人は行間を読むことができます。そして行間は書くことができません。しかし、この行間にこそ運営者(記事の書き手)の内なる意識が現れてしまうのです。

あなたも感じたことがありませんか?表面上は売りこんでいないように見えるのに、押し売りされているような見えない圧力をサイトから感じ取ったことはありませんか?

リンクを踏まそうと誘導すれば、それがどんな形であれ、ユーザーに伝わります。行き過ぎれば嫌悪感を引き起こすこともあります。

誘導ではなく気付いてもらう

私が実践しているパワーサイトでは、誘導はしないようにしています。誘導していないのに、アフィリエイト報酬が上がる理由を説明します。

パワーサイト運営における一番の目的は、ユーザーにブックマーク(orRSS登録)してもらうことです。ブックマークしてもらえるサイト作りを目指します。最初のアクセスで購入してもらうことではありません。

ブックマークしてもらうには、ユーザーにとって役立つ記事を定期的に更新していく必要があります。ユーザー(ターゲット)にとって、良質でオリジナルな価値のある記事を定期更新すれば、自然とブックマークされるようになります。おそらく、この記事を読んでいるあなたも、この「アフィリエイト戦略思考ブログ」をブックマークされているのではないでしょうか?

ブックマーク(orRSS登録)されれば、自然とリピートの頻度が高まります。ユーザーは、新しい投稿記事を読むために、あるいはまだ読んでいない古い記事を読むために、もしくは気になった記事を再度読むために、何度も訪れてくれます。

何度も、何度もサイトにアクセスしてくれる中で、アフィリエイト記事(レビュー記事など)にも自然とアクセスしてくれます。様々な記事を読む中で、アフィリエイト記事にも行き当たる、という感じです。つまり、ユーザーに自発的に記事にたどり着いてもらうのです。これは誘導ではありませんね。誘導していないから(自発的にたどり着いたから)こそ、売り込み臭が漂わないのです。

役立つ記事の延長線上に、アフィリエイト記事があるため、それらの記事も「役立つ記事」である=役立つ商材である、と認識してもらいやすくなります。何度も接触すること(ザイアンスの法則)による、ラポール効果です。メルマガなども、同じ理屈です。

サイト内リンクについて

ユーザビリティを重視したリンクは必要だ

もちろん、まったく内部リンクを貼らないわけではありません。新しい記事を書いたときに、その記事に関連する商品を紹介すべきだと判断した場合は、記事内に内部リンク(アフィリエイト記事へのリンク)を貼ることは、普通に行います。何故なら、それがユーザーのためだからです。

ユーザービリティを重視したときに、このリンクは必要かどうかを考え、必要であれば、内部リンクを貼ります。リンクが貼ってないことが不親切であると感じた場合は、必ず貼るということです。

商品ランキング(比較)も、ユーザビリティ(ユーザーにとって役立つ)を考え、必要と思えば設置します。ユーザーが知りたい情報の一つであると思っているからこそ、設置するのです。

つまり、全てはユーザーのためです。この視点を持てないと、売り込みがキツいサイトになってしまいます。まとめると、

  • 誘導ではなく、自然と気付いてもらうようにする
  • 何度もアクセスしてもらう中で自発的にリンクを踏んでもらう
  • そのためには、ブックマークしてもらえるサイトを目指す
  • ユーザビリティを考え、必要に応じて内部リンクを貼る

これらのことを意識するだけで、かなり”売り込み臭”が消えます。

ご質問の ”一般記事からアフィリエイトリンクページへ、いかに誘導すれば良いか?”に対する私の回答は、”誘導しない(する必要はない)”です。