記事自動生成ツールで作った記事に”価値”はない
ツールを利用することは否定しません。ルーティン的な作業をツールに置き換え、効率化することは有効な戦略の一つです。記事自動生成ツールもその1つです。リンク用のサイト構築に使えば、時間短縮に役立ちます。
キーワードなどの単語データと登録された文章パターンを組み合わせることで、無限に近いオリジナル記事を生成します。とはいえ、機械が作り出した記事は単なる文章の羅列にすぎません。
しかしコンテンツを自動生成するツールというのは、いかがなものでしょうか?
自動で作られた記事に”価値”はあるのでしょうか?
アフィリエイトの本質に反していないか
私が考えるアフィリエイトの本質は、ユーザーにとって価値のある(必要とされる)コンテンツを提供し、その延長線上にアフィリリンクを設置する、というものです。
まず、コンテンツありき、です。
そもそもネット上に存在する、すべてのWEBサイトというのは、価値のあるコンテンツで満たされているべきだと思っています。少人数でも、誰かのニーズを満たすべきコンテンツがあるからこそ、そのサイトの存在価値があると考えています。
しかし、記事自動生成ツールで作成されたサイトは単にアフィリリンクを踏ませるだけ、もしくはメインサイトにリンクを供給するためのバックリンクサイトとして使われる事が大半です。
記事の中身はとても人に読ませることを目的とした構成ではありません。むしろGoogleを欺(あざむ)くことを目的として改良が加えられ、様々な工夫がなされています。
自動生成された記事には血が通っていない
自動生成された記事は、普通の人間が読めばだいたい判ります。何故なら、自動で生成された記事には人間の血が通っていないからです。まさにロボットが書いたような、殺伐とした感じの文章になります。
もしも、あなたが何かを検索していて、自動生成ツールで作ったようなサイトばかりが上位表示されていたらどう感じますか?
すごく腹立たしくないですか?
アフィリエイトに真面目に取り組んでいる方は、真剣にユーザーのことを考えていると思います。少なくとも私はそうです。
- 悩んでいる人の気持ちはどんなものか?
- ユーザーはどんなことで日々悩んでいるのか?
- どうすればそのユーザーの役に立てるか?
- その商品を必要としている人は、どんな人か?
- なぜその商品を紹介するのか?
- 商品を手にすることで、どうなって欲しいか?
- どうしたらその商品を必要としている人に、商品の良さを伝えることができるか?
だからこそユーザーの”思い”を想像し、徹底的に調べ、ユーザーの役に立つと思える記事を1つ1つ真剣に書きます。そうして書いた記事には、サイト管理人の思いや熱意・誠意がこもります。
記事を通してユーザーに共感してもらい、その結果アフィリリンクから商品を購入してもらえるのだと思っています。
アフィリ報酬は「ありがとう!」の対価
もちろんアフィリエイトにも様々なやり方があるので、異論がある方もいると思います。自動生成ツールでサイトを量産して、すごく稼いでいる人もいるのかもしれません。
ただ私は「ありがとう!」の対価として、アフィリエイト報酬(お金)を受け取りたいと思っています。ユーザーに価値を提供しユーザーの役に立つことで、感謝されるような仕事をしたいです。たとえ顔の見えないネットであっても、です。
無味乾燥的なサイトコンテンツを自動生成し、仮に商品が売れてアフィリ報酬が得られたとしても、そこに「ありがとう!」は存在しないような気がするのです。
キーワードの先にはユーザーがいる
ユーザーは思い思いのキーワードを検索して、アフィリエイトサイトにアクセスしてきます。キーワードにはユーザーの”思い”が込められており、キーワードの先にはユーザーが存在します。
誰かが言っていましたが「アクセス1つ1つの先に生身(まなみ)のユーザーがいる」当たり前のことですが、アフィリエイターが忘れがちな真実です。
アフィリエイトは仲介者(アフィリエイター)の顔の見えにくいビジネスですが、同じビジネスをするのであればユーザーの”思い”を繋いであげられるような仕事をしたくないですか?
ユーザーの”思い”と、その思いを実現するための”商品”を橋渡しをしてあげたお礼として、アフィリエイト報酬を手にした方が、自分の仕事にやりがいというか手応えを感じられると思います。
そのためには、記事自動生成ツールなどに頼らず、どうすればユーザーの”思い”に答えられるか?真剣に考えて記事(コンテンツ)を書くべきだと思います。
記事自動生成ツールは、検索エンジンスパムにならないというが・・・
Sk-Grandeの販売ページには、次のような説明があります。
Q.検索エンジンスパムにはなりませんか?
A.いいえ。オリジナルのコンテンツで、しかも人が読んでも不自然でない文章の作成が可能ですので、当ツール作成のコンテンツがスパムフィルターに引っかかるということはまず考えられません。
~販売ページより引用~
Googleの社員でもないのにどうして言い切れるのでしょうか?
たしかに自然な文章であれば、Googleをダマせるかもしれませんが、結局ユーザーに向かって記事を書いているわけではないので、本質は「検索エンジンスパム」ですね。
記事自動生成ツールで作成されたサイトが大量に氾濫してしまうと、本当に有益な価値のあるサイトが埋もれてしまいます。それは、ユーザーにとってもひいてはGoogleにとっても、有害です。
こんな状況をGoogleが見過ごすわけがありません。スパムサイトは、短期的にも長期的にもGoogleの価値を下げるからです。
このブログで何度も述べていますがGoogleは天才集団です。あなたのスパムサイトは、すでにGoogleに掌握されている可能性が高いです。ただ、日本語(や中国語・韓国語)に対するアルゴリズムが追いついていないだけで、いずれはフィルターによって圏外へ飛ばされる可能性があります。
そうすれば、これらのスパムサイトからリンクを送っていたメインサイトも、一瞬で圏外へ飛ばされるでしょう。あなたの行為は瞬時に水の泡です。
そもそも、やっていることがスパム行為なので、当然ですね。