パワーアフィリエイトの定義
パワーアフィリエイトに関するご質問を多くいただいています。
- 量産アフィリに疲れたので、1つのサイトでアフィリエイトしたい
- パワーアフィリエイトを運営したのだが、何から始めれば良いのか?
- パワーアフィリエイトを始めるのにオススメの商材は何か?
- パワーアフィリエイトは、本当に被リンクは不要なのか?
ご質問にお答えする前に、私が定義するパワーアフィリエイトについて解説したいと思います。パワーアフィリエイトとは、1つのブログに継続的に記事を投稿していき、アフィリエイトを行う手法です。「アフィリエイト戦略思考ブログ」もパワーアフィリエイトです。コンテンツアフィリエイトとも呼ばれます。
1つのテーマでブログを運営し、そのテーマに沿った記事を投稿し、記事の中で商品やサービスを紹介します。ブログを定期的に更新することで、読者(リピーター)を獲得し、徐々にアクセスを増やしていきます。
ソーシャルブックマークで拡散・共有されやすい
ターゲット(ユーザー)にとって良質な記事をアップすることで、フェイスブックやTwitter、はてブなどのソーシャルメディアで記事を拡散・共有してもらえる傾向があります。一例として、2013年7月17日に書いた「たった1時間で意図が明確なキーワードを100個、探しだす方法」は、多くのソーシャルメディアで共有・拡散されました。
拡散された記事によって新しいユーザーが読者になってくれます。さらにアクセスが増えていきます。
キーワード戦略よりも「価値の提供」を意識する
私がパワーアフィリエイトを作るときは、キーワードをそれほど意識しません。キーワードありきで記事を書くのではなく、ユーザー(ターゲット)にとって価値のある記事を書いていくというスタンスです。
- ユーザーが必要としている情報はなにか?
- ユーザーにとって役立つ情報はなにか?
ということを常に意識して記事を書きます。
自分自身が知りたいことも、調べて記事にします。自分自身がターゲットと同じ属性ならば、自分が知りたいことは他の人も知りたいはず、という考えが根底にあります。
ユーザーにとって価値のある記事を定期的に書いていけば、自然とロングテールキーワードが蓄積されていきます。
成約率の高いキーワードでも上位表示されやすい
サイトが検索エンジンに評価されれば、ロングテールキーワードだけでなく、成約率の高いキーワードでも上位表示されるようになります。
成約率の高いキーワードとは、例えば商品名キーワードなどです。たとえ商品名キーワードで狙っていなくても(SEO対策をしなくても)、自然と上位表示が可能になります。このサイトでも、特定の商品名キーワードで上位表示されています。
当サイトの検索クエリ平均掲載順位(2014年8月27日現在)をご覧ください。
- 丸山塾 テキスト…1位
- 丸山 塾…1位 (※半角スペースあり)
- 丸山塾…1.3位
- 丸山塾第5期…2.5位
- アフィリエイトファクトリー評価…1位
- アフィリエイトファクトリー レビュー…1位
- アフィリエイトファクトリー…1.3位
- アフィリエイト ファクトリー…1.6位(※半角スペースあり)
- lfm-tv レビュー…1位
- lfm 2014…2.2位
- 【下克上】gekokujo…2.3位
- 次世代型サイト作成システム sirius レビュー…2位(※半角スペースあり)
- 次世代型サイト作成システムsirius レビュー…2位
- 次世代型サイト作成システムsirius 評価…2位
- 次世代型サイト作成システム「sirius」 レビュー…2.1位
- アフィリエイトアームズ…1位
- 放置型アフィリエイトシステム…1.5位
- パンダ塾…2位
- 完全放置型アフィリエイトシステム…1位
時間が取れなくて100記事程度しか書いていませんが、なぜか著名な商品名キーワード(と複合)で上位表示されています。更新頻度もそれほど高くありません。月に3〜4記事程度です。
運営中の他のサイトでも同様です。商品名キーワードを意識しなくても、結果的に上位表示されているものが多数あります。
自演リンクをしないのでペナルティのリスクが低い
このブログを含め私が運営するサイトに、自演リンクは1本も付けていません。自演リンク行為をおこなわないので、Googleペナルティのリスクは極めて低いです。
通常「丸山塾」というキーワードで上げたければ、サテライトサイトから「丸山塾」や「「丸山塾のレビュー」などのアンカーテキストでリンクを送ったりしますね。しかし当ブログでは一切おこなっていません。
被リンクSEO(外的SEO)を一切行っていなくても、上位表示されています。
- 丸山塾 テキスト…1位
- 丸山 塾…1位 (※半角スペースあり)
- 丸山塾…1.3位
- 丸山塾第5期…2.5位
なぜ上位表示されるのか?その仕組は私にはよく分かりませんし、うまく説明できません。自演リンクを付けなくても、自然なリンクがたくさん付いているので、サイト(記事)が評価されているのかもしれません。
上図は、戦略思考ブログの総リンク数(ウェブマスターツールのデータ)です。すべて自然なリンクです。一般的に考えて、300本もの自演リンクを付けることは相当な手間と作業時間を要するでしょう。
パワーブログであれば、ユーザーにとって価値のある記事を書き続けるだけで、リンクは自然と増えていきます。自分でリンクを送る作業は必要ありません。
パワーブログにとって大切な「切り口」とは?
では、どのようにしてパワーブログを作っていくのか?最も大切なことは、ブログの切り口を明確にすることです。切り口とは、ライバルサイトとの差別化、独自の立ち位置とも言い換えることができます。
単に、ターゲットを絞り込む、という単純な話ではありません。
切り口=あなただけが提供できるオリジナルな価値
あなた自身が、どんな価値を提供していくのか?ということです。あなただけが提供できるオリジナルな価値(切り口)を作っていくことです。
オリジナルな価値を提供できなければ、ユーザーがあなたのブログにアクセスする意味がなくなります。ユーザーにとって、あなたのブログにアクセスする必要性が存在しなければ、ブックマークなど到底してもらえません。
ターゲットを見極め、そのターゲットにとって必要とされる記事を書くのですが、そこに「独自の切り口(あなただけが提供できる価値)」が存在しなければ、その他大勢のライバルサイトに埋もれてしまうだけです。
アフィリエイト戦略思考ブログの「切り口」
具体的な例で解説します。この戦略思考ブログは、ひと言で述べれば「アフィリエイト商材のレビューサイト」です。
アフィリエイト商材レビューサイトは、ネット上に無数に存在します。他のライバルサイトと同じようなレビュー記事を書いても誰も読んでもらえませんし、ブックマークなどしてもらうことは夢のまた夢です。
だからこそ緻密な戦略が求められます。その戦略とは「独自の切り口」つまり「私にしか提供できない価値」をユーザーに提供することです。
私が考えた「切り口」とは、「量産&外的SEOに頼らないアフィリエイトで成果を出し、その可能性を多くの人に知ってもらう」というものです。その切り口に沿って、すべてのコンテンツを作成しています。その切り口に沿って、様々な商材のレビューを書いています。
以下の様な方々をブログの読者として想定し、記事を書いています。
- 量産アフィリエイトをやってきたけど、その作業に疲れた人
- リンクを送るためのサイトを大量に作る作業に、疑問を感じている人
全てのアフィリエイターに向けたコンテンツではなく、「量産アフィリに疲れたアフィリエイター」「被リンクSEO作業に疑問を感じているアフィリエイター」だけに共感してもらえる記事を書いています。ターゲットを絞っているからこそ、強く訴求できるのだと考えています。
「このサイトこそ、私が探していたサイトだ!」と思ってもらえるのです。
私自身が、量産&外的SEOに頼らないアフィリエイト手法を実践していますので、私にしか提供できない価値は、その点にあると考えています。
以上が、アフィリエイト戦略思考ブログにおける「独自の切り口」です。この切り口があるからこそ、特定のコアなユーザーに訴求でき、深く刺さるのだと考えています。
人を惹きつけるブログには、独自の切り口がある
人を惹きつけるブログには、なにかしら独自の切り口があります。その著者でなければ提供できないオリジナルな価値が、コンテンツにあふれています。私が参考にしているアフィリエイトサイトをいくつかご紹介します。
4ヶ月の留学体験を元に、英語学習の記事を執筆されているブログです。体験談こそが、独自の切り口の最たるものです。体験談はオリジナルだからです。著者にしか書けない記事ですね。
こちらのブログも、商品レビュー(体験談)が中心です。単なるダイエットブログではなく、酵素ダイエットにしぼって記事を書いています。様々な酵素ダイエット商品を実際に購入してレビューされています。酵素ダイエットに興味があるユーザーにとっては、興味深いブログですね。
こちらも酵素ダイエットのアフィリエイトブログです。有名なサイトなのでご存じの方も多いと思います。ダイエット系ブログの中でも異彩を放っていますね。
有名なアフィリエイトサイトです。ご自身のキャラクターそのものが、独自の切り口になっています。真似することは困難です。彼女にしか提供できない価値が、このブログには存在しますね。
パワーアフィリエイトには独自の切り口が不可欠
パワーブログ(パワーサイト)というのは、人気サイトとも言えます。人気サイトを作るには、ありきたりなコンテンツではダメです。そのサイトでしか得ることのできない、オリジナルな価値が必要です。
独自の切り口があったほうが、そのサイトの存在価値が高まります。特定のターゲットに訴求しやすく、コアなファン(リピーター)を作ることができます。私のような個人アフィリエイターが、パワーブログで成果を出すには、独自の切り口があったほうが有利だと考えています。
もちろん独自の切り口がなくとも、圧倒的な情報量でライバルを圧倒すれば、サイトの存在価値を高めることができます。しかし、その作業はなかなか大変ですし、時間もかかります。組織的にアフィリエイトビジネスに取り組むことができれば、それも可能でしょう。残念ながらリソースが限られた個人アフィリエイターには、ハードルが高すぎます。
”自分にしか提供できない価値”は何だろうか?
これからパワーアフィリエイトに取り組まれる方には、独自の切り口を見つけることからスタートすることをおすすめします。この作業には、できるだけ時間をかけて取り組むべきです。
独自の切り口さえ見つかれば、その後のアフィリ作業(記事執筆)が楽になります。なぜなら、その他大勢のライバルと競わなくて良くなるからです。サイトの存在そのものがオリジナルになるからです。
このジャンル(テーマ)で、自分にしか提供できない価値とは何だろうか?そこを追求することで、独自の切り口が明確になってきます。
※記事が長くなってしまったので、次回は「パワーアフィリエイトと量産アフィリエイトの戦略の違い」について書きたいと思います。