下書きをしておくことで記事の執筆速度は飛躍的にアップする
ストーリーが容易に描けるネタかどうか?
先日の記事のつづきです。
- ネタ探し(feedly・Googleアラート)
- ネタストック(Pocket)
- 下書き作成(WordPress下書き)
- 記事作成(WordPress清書→記事アップ)
今回は集めたネタをもとに、下書きを作成するまでの流れ(3〜4)を紹介します。Pocketにストックしたネタの中から、ブログの記事に使えそうなものをピックアップします。その段階である程度の記事の構成は頭に描いていることが多いです。
ネタを見るだけで大まかなストーリーが頭の中に完成しているというよりは、記事ストーリーが容易に描けそうなネタをピックアップするという感じです。記事のストーリー(起承転結)が思い描けないネタは、寝かせておきます。今は思い浮かばなくても、別の機会に何かのタイミングで、フッと思い浮かぶこともあるからです。
まずは、すぐにストーリーを組み立てられそうなネタを優先して下書きを書いていきます。
WordPressの下書き機能を使う
下書きは、WordPressの下書き機能を使って書きます。記事の新規追加画面でざっくりと文章を書いていき、「下書きとして保存」しておくだけです。その際に、タイトルはあとで判別しやすいような仮タイトルを付けておきます。
下書きの文字数は100文字〜300文字くらいです。ネタ元の情報(一次情報・二次情報)を自分の切り口で解釈し、落とし所(結論や意見)を見つけます。それらをざっくりと箇条書き程度で書いておきます。これが私にとっての下書きです。
下書きは常時10本以上は書き溜めておくようにしています。下書き作業は頭が冴える早朝にまとめて行うことが多いです。1本の下書きに要する時間は10分から長くても15分程度です。
記事の骨子がわかる程度に箇条書しておく
たとえば携帯電話を売ろうとする限り携帯電話が売れない理由という記事の下書きは、5分もかかっていません。記事執筆(清書)も20分程度です。
この記事のネタは「ダイヤモンドオンライン」というサイトの対談です。feedlyで拾ったネタであり、面白いと判断してすぐさまPocketに保存しました。その時点で記事にできるという感触は十分にありました。実際の下書きはこちらです。
- 神田昌典氏と前田鎌利氏のスペシャル対談(仮のタイトル)
- 人物紹介
- 稼ぐ言葉を掘り当てる「5つの質問」引用
- 携帯電話販売のエピソード
- 自分が売っている商品が「何」なのか、実はわかっていない
- 人は、誰かの強い”想い”に動かされる
- 過去記事へリンク
下書きにしてはお粗末に見えるかもしれませんが、記事の骨子を自分が理解できればそれで問題ないと考えています。これくらいのボリュームの下書きを常時10本ぐらいストックしているということになります。
この下書きをもとに20分程度で仕上げた記事が、携帯電話を売ろうとする限り携帯電話が売れない理由です。引用を多用するなど極力時間をかけずに書くことを心がけています。作業時間が限られているので、30分以内に1本の記事を執筆することを必達目標と考えています。
「さて、何の記事を書こうかな?」では遅すぎる
この下書きがあるからこそ、記事の執筆速度があがると私は考えいます。大抵の人は記事を書く際に「さて、何の記事を書こうかな?」とネタ探しを始める人が多いのではないでしょうか。ネタ探しに時間がかかってしまい、結局記事を書くのを止めてしまう…というケースに陥ってしまいがちです。せっかくのモチベーションが、ネタ探しの間にしぼんでしまいます。
下書きのストックがあれば、「今日はこのネタを仕上げよう!」とすぐさまタイピングをスタートできるというメリットがあります。高いモチベーションを維持した状態(フロー状態)で、集中して記事を書くことができるのです。集中力を発揮しているから結果的に執筆時間も短くできます。このメリットは実践してみないと理解してもらえないかもしれません。
記事をなかなか書けないという人には、是非とも取り入れてみてほしいと思います。
下書きなしで書くケースもある
もちろん下書きなしでいきなり記事をかくこともあります。情報の鮮度がもとめられるような記事です。【9月23日実施】ペンギンアップデート4.0により被リンクスパムは駆逐されるのか?のような記事は、ストックしておいては意味がありません。できるだけタイムリーに記事をアップする必要があるのです。この手の記事は一次情報に近いソースがベースになるので、それほど多くを語る必要はないと考えています。まずは情報を伝えること。時間があるときに情報の内容を精査して、より深い記事を書けば良いと考えています。
ざっくりとですが、私が実践している記事の執筆スタイルについて紹介してみました。ご参考になれば幸いです。